英語には「男性と女性/男と女」を表す表現がたくさんあります。
正直たくさんありすぎて余り使わないような表現もありますが、一応知っておいても損はしないので、今回は私が今この記事を書いている時点で思い出せる限りの英語で「男性と女性/男と女」を表す表現や英単語を幾つか紹介していきますので何かの参考にして頂ければ幸いです。
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male/female
男=male、女=femaleです。
日本語のニュアンスで言う「男性」「女性」にあたる表現で、この表現は医療の現場などでも用いられるほどフォーマルな印象を与えます。
基本的には名詞なので、Japanese male/female「日本人男性/女性」などと言う風に用いるのですが、形容詞として用いる事もできます。
その場合はほぼ何にでも用いる事ができるので大変便利です。
例えば、男友達や女友達と言いたい場合もmale friends/female friendsと表現する事もできます。
また、人間だけでなく、a male dog/a female catみたいな感じでオス犬やメス猫などと言う風に用いる事もできます。
man/woman
manとwomanは最も一般的に「男女」を表す表現です。
日本語のニュアンス的にもそのまま「男」「女」と言った感じですが、これ等の単語自体には粗暴な印象はないのでその点は余り気にせず用いる事ができます。
※場合によっては「男性」「女性」と言った感じのニュアンスにもなります
基本的には名詞なのでbe a man!「男らしくしろ!」やa beautiful woman「美しい女性」などと言う風に用います。
また、単体のmanやwomanが表す年齢のイメージは一般的に20~と幅が広いですが、youngやoldなどの形容詞を一緒に使う事で限定的にする事ができます。
例えば、young manといったら青年18~30歳ぐらいの男性を指し、old manといったら40~50歳以上ぐらいの男性を指します。
時にlittle manなどと言って小さな子供の事を指す場合もあります。
一方で、a woman pilot「女性操縦士」などのように場合によっては形容詞として用いる事もできます。
しかし、男友達や女友達などはman friendsやwoman friendsとは言わず、male friendsまたはfemale friendsと言う方が一般的です。
迷ったらmale/femaleを形容詞として用いた方が無難な場合が多い印象です。
ちなみにwomanの頭文字は日本語では母音「う」ですが、冠詞はaを用います。
an woman× a woman〇
boy/girl
boyとgirlは最も一般的に「男の子」「女の子」を表す表現です。
boyやgirl単体の年齢のイメージは10~20代前半ぐらいで後はlittleなどの形容詞を一緒に用いる事で変化します。
例えば一般的にlittle boy/girlと言ったら3~10歳ほどの男の子/女の子を指し、baby boy/girlと言ったら0~3歳ほどの男の子/女の子を指します。
また、boyやgirlは一般的に「子供の男女(未熟な男女)」を指す言葉なので、ある程度の年齢(20代半ば)を超えた男性、女性に用いると失礼に当たる事があるので気をつけましょう。
日本だと大人の男性に対して「坊や/小僧」と言うようなものですからね。
でも女性の場合はやっぱりいつまでも女の子でいたいものなので、年配の女性にgirlと言っても大丈夫な場合もあります。
逆にmadam「奥さん」などと呼ばれる事を嫌う女性もいますからね。
まあ、判断が難しい場合はladyと言っておけば良いでしょう。
ladyは年齢を問わず用いられる表現なので間違いありません。
gentleman/lady
ladyとgentlemanはよく聞くフレーズでご存知の通り「紳士淑女」を表す表現になります。
イメージ的には育ちの良い男女と言った感じです。
なので、ニュアンス的には「男性の方」「女性の方」などとなります。
例えば
A gentleman came to see you while you were out.
留守中に男性の方がお見えになりましたよ
I just saw a beautiful young lady out there.
たった今そこで若くて美しい女性の方を見かけました
みたいな感じで使います。
またlady~と言って「女性の~」などと言う風に形容詞として用いる事もできます※gentleman~とは言わない
基本的にmanとwomanを丁寧にした感じという認識でOKです。
lad/lass
ladとlassは英国で用いられる「若い男女」を表す表現です。
しかし、ladやlassは英国のスラングでフォーマルな場面では用いる事はできないそうです。
例えば
They were good lads
彼等はいい奴等だった
he married a beautiful lass from France
彼はフランス出身の美しい娘と結婚した
みたいな感じで使うそうです。
これらは余り馴染みのない表現かも知れませんが、特にladは英国の映画などを観ると結構耳にするので覚えておいて損はありません。
guy
guyは基本的には男性を表す言葉で、ニュアンスはそのまま「男/やつ」ですが、guys複数形で用いる場合は男女問わず用いる事ができます。
例えば女友達の間でwhat are you guys doing?「みんな何やっているの?」などという風に言う事もできます。
sir/ma’am
sirやma’am(madam)は主に目上の男性/女性に対する呼びかけに用いる表現です。
ニュアンスは「sir=だんな様」「ma’am=奥様」などで、イメージ的には40代~の男女をsir/ma’amと呼ぶ印象です。
sirの方は目上の男性に敬意をもって用いる事で良い印象を与える事ができます。
例えば、英語圏では自分の付き合っている彼女の父親をsirと呼んだり、生徒が学校の男性教員の事をsirと呼んだりする事もあります。
例文
Thank you for inviting me for dinner, sir.
ディナーにお招きいただきありがとうございます(お父さん)
Sir, may I ask you a question?
(先生)質問してもよろしいですか?
What can I do for you, sir?
何か私にできる事はありませんか?(お客様)
ma’amもsirのように生徒が女性教員の事を呼ぶ時に用いたり、年配(40歳~)の女性客に用いたりできます。
例文
I don’t understand the most of the part of what you’re talking about, ma’am.
先生、あなたの言っている事のほとんどは私には理解出来ません
How may I help you, ma’am.
何か差し上げましょうか奥様?
注意点として、一般的にsirの方は目上の男性や敬意を持って接するべき男性(年上の男性や客としての男性)が相手の場合には相手が20代でも30代でも失礼なく用いる事ができますが、相手が女性の場合は年齢に関係なくma’amを用いると「私はまだ奥様なんて年齢じゃない!」というように受け取られてしまう可能性があるので気をつけて下さい。
ちなみに
同性愛者の方はhomoまたはgay, lesbianなどと言ったりします。
また、いわゆる「おかま」はshe maleやladyboyなどと言ったりします。
上記はホモセクシャルの男性または女装をした男性を指す言葉ですが、反対に男性的な女性を表現したい場合はboyishやtomboyなどと言ったりします。
boyishもtomboyもお転婆、じゃじゃ馬、男性的というような意味合いの単語です。
ちなみにtomboyは騒がしい男性という意味合いの単語で本来は男性に用いられていましたが、現在では女性限定で用いられています。
boyishは比較的女の子っぽい女性に対しても用いられますが、tomboyは短髪で体つきも比較的男性のような女性に対して用いられる事が多い印象です。
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