英語で「怖い/恐ろしい/恐怖/ぞっとする」を表現する方法は幾つかあり、それぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は使用頻度の高い、英語で「怖い/恐ろしい/恐怖/ぞっとする」を表す表現をまとめて、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです。
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afraid
afraidは「気の弱さ/不安/臆病」を暗示する形容詞で、最も一般的に「怖い/恐ろしい」を表現する事ができる単語です。
漠然とした不安や恐怖、例えば「夜が怖い」や「怒られるのが怖い」「失敗をするのが怖い」などと言いたい場合はafraidを使う事が多い印象です。
例文
I suddenly felt afraid when you said that.
君がそれを言った時私は急に不安で怖くなった
I was afraid that you might get upset if I told you the truth.
君に本当の事を話したら怒るんじゃないかと不安だった
I’m so afraid of losing you.
君を失うのが怖くてたまらない
Don’t be afraid to live your life.
自分らしく生きる事を恐れるな
scared
scaredは動詞scaryの過去分詞形で、多くの場合afraidと言い換える事ができます。
しかし、scaredは「(突然の出来事による)恐怖/怯え」などのニュアンスが強いです。
突然の出来事に恐怖したり、怯えたりした場合、例えば「電気が急に消えて怖かった」や「犬に吠えられて怖かった」などという場合などはscaredを用いる方が一般的です。
また、口語ではyou’re scaring me!やyou scared me!と言って「怖がらせないでよ!」「驚かさないでよ!」という風に訳す事もあります。
例文
He looked scared when you yelled at him.
君が彼に怒鳴った時、彼は怯えた様子だったよ
I’m so scared to tell her what really happened there.
そこで本当に起こった事を彼女に話すのが怖くてしょうがない
I was scared of dogs when I was a kid.
子供の頃は犬が怖かった
I felt scared when I heard someone knocking on the front door of my house.
誰かが私の家の玄関ドアをノックする音を聞いた時、私は恐怖を感じた
frightened
frightenedは動詞frightenの過去分詞形でニュアンスや適切な使い場所はscaredとほとんど同じです。
例えば「(突然)銃声が鳴り響いて怖かった」や「(急に)怒鳴られて怖かった」などと言う場合などに用いる事が一般的です。
ただ、私自身はfrightenedの方が「突然の出来事に対する恐怖心」と言ったニュアンスはscaredよりも強いように感じますが、一般的にはscaredと同じレベルの「恐怖/怯え」を表現する単語として用いられている場合がほとんどです。
例文
I was so frightened by the sudden gunshots.
急な銃声に心底驚いて恐怖した
She was frightened to go out at night.
彼女は夜に出かけるのを怖がっていた
※was/were frightened to doとした場合は「怖くて~出来なかった」というニュアンスになる
There is nothing to be frightened about.
怖がる事は何もないよ
She looked so frightened when I entered her room.
私が彼女の部屋に入った時、彼女はとても怯えた様子だった
terrified
terrifiedは動詞terrifyの過去分詞形で、ニュアンスはscaredやfrightenedに似ていますが、「恐怖/怯え」の度合いは最も高くなります。
なのでterrifiedを用いると「~に対してひどく恐怖を感じる」や「~する事が非常に恐ろしい」などというニュアンスになります。
例文
We were all terrified of making him angry.
私達は皆、彼を怒らせる事がとても怖かった
He is terrified of me and he won’t say anything against me.
彼は私をひどく恐れているので私に不利な事は何も言わないだろう
I was terrified at the news this morning.
今朝のニュースで私はひどく恐怖した
horrified
horrifiedは動詞horrifyの過去分詞形で、ニュアンスはこれまで紹介した表現とは若干異なり「不安または恐怖でぞっとする」と言った感じです。
元々horrifyは名詞horrorホラー(恐怖)から派生したものなので、ホラーをイメージすると分かりやすいです。
なので「~に対してぞっとした」などと言う場合に用いるのが一般的です。
例文
I was so horrified when I saw him smiling at me.
彼が私に微笑むのを見た時、私は心底ぞっとした
I feel horrified just by thinking about telling her the truth.
彼女に本当の事を話す事を考えるだけでぞっとする
She looked horrified when he pat her shoulder.
彼に肩をぽんぽんされた時彼女はぞっとした様子だった
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