英語には「助ける」「救う」などを意味する単語が幾つかありますが、それぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は一般的によく用いられるものを優先的に4つピックアップして、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです。
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help
helpは「助ける」「救う」を意味する最も一般的な単語(動詞)で、頻繁に用いられます。
また、helpの「助ける」というニュアンスは些細な手助けから人命の救助まで幅が広いです。
なので、「家事の手助けをする」や「危ないところを助ける」「人を窮地から救う」などと言いたい場合は全てhelpを用いて表現する事が出来ます。
ちなみに、helpの基本的なニュアンスは「(人や物が)~しやすいように手助けする」と言った感じですので使い分けの参考にしてください。
発音はヘェルプ
例文
He helped me out of danger.
彼は私を危険から救ってくれた
Please help him, he’s dying!
彼を救ってください、死にかけているんです!
save
saveもまた「助ける」「救う」を意味する最も一般的な単語(動詞)のひとつですが、
helpのように「手助けする」「手伝う」などという意味合いの「助ける」という意味はなく、「(~を危険や困難、苦しみなどから)救う、救出する、助ける」などというニュアンスです。
また、helpが「手助け」に重点を置いているのに対し、saveはより「救出行動」に重点を置いています。
例えば、「溺れている人を助ける」「貧困に苦しむ国を救う」などと言いたい場合はsaveを用いて表現する事が出来ます。
発音はセェィヴ
例文
He saved a drowning child 5 years ago.
彼は5年前に溺れている子供を助けた
You just saved my life.
君は命の恩人だ
rescue
rescueは「(~を危険や困難、苦しみなどから)救う」「救助する」「救出する」を意味する最も一般的な単語(動詞)のひとつです。
helpやsaveと比較すると、より危険や困難な状態にある人やものを積極的な活動によって「救う」「救助する」「救出する」というニュアンスが強いです。
また、helpやsaveが「救う」「救出する」以外にもたくさんの意味合いがあるのに対しrescueは基本的に「(~を危険や困難、苦しみなどから)救う」「救出する」などという使い方しかしません。
一方でsaveとrescueは相互に入れ替えが出来る事も多いです。
発音はレェスキュゥー
例文
He rescued our company from bankruptcy.
彼は我々の会社を倒産から救ってくれた
He came to rescue her as soon as she cried for help.
彼女が助けを呼ぶと、彼はすぐに彼女を救出しにやって来た
relieve
relieveは「(痛みや苦しみを)やわらげる」「楽にする」「取り除く」などという意味合いの単語(動詞)ですが、文脈によっては「救う」「救い出す」などというニュアンスになります。
イメージとしてはそのまま「(痛みや苦しみを)やわらげる」「楽にする」「取り除く」=「救う」「救い出す」と覚えてもOKです。
例えば、「人を痛みから救う」「人を苦しみから救い出す」などと言いたい場合はrelieveを用いても表現する事が出来ます。
発音はリィリィーヴ
例文
Morphine is the only thing that can relieve me from the pain.
モルヒネだけが私を痛みから救ってくれる
She relieved me from deep depression.
彼女は私を深い憂鬱から救ってくれた
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