英語には「~も」「~もまた」などを意味する単語や表現がたくさんありますがそれぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は一般的に良く用いられるものを優先的に6つピックアップして、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです。
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too
tooは「~も」「~もまた」を意味する最も一般的な単語(副詞)で、口語でも文語でも頻繁に用いられます。
よく、相手の言った事に対して共感の意を示して「私も~です」などと言う場合に多く用いられますが、他にも「あれとこれとそれからこれも(さらにその上~も)」などという言う場合に用いられます。
基本的にどんな場面にも対応しているので、非常に使い勝手が良い単語ですが、正しく用いないと不自然または不適切に聞こえてしまう事があるので注意が必要です。
例えば、I love youと誰かに言われた際に「私もあなたを愛してる」という意味でme tooと言うと可笑しな事になります。
その場合、正しくはI love you tooと言うべきであり、me tooと言った場合は「私も(自分の事を)愛してる」という意味になります。
これが、例えば誰かがI love her(私は彼女を愛している)と言ったのに対しme too(私も彼女を愛している)と言った場合は極自然な表現になります。
発音はトゥゥー
例文
I think he didn’t like peanuts, garlic, oh and tomatoes too!
彼はピーナッツとニンニクと後それからトマトも嫌いだったと思うよ
Should I do so too?
私もそのようにすべきですか?
You think I’m stupid too?
君も私の事を間抜けだと思うのか?
A:Have a nice day.
良い一日をお過ごしください
B:You too, have a nice day.
あなたも良い一日をお過ごしください
as well
as wellもまた「~も」「~もまた」を意味する最も一般的な表現のひとつで、多くの場合「~もまた(同じように、同じくらい)~である」などと言う際に用いられます。
なので、例えばhe speaks Japanese as wellと言った場合は1「彼は日本語も(同じように上手に)喋れる」または2「彼も日本語を(同じくらい上手に)喋れる」となります。
気づいた方もいると思いますが、これは~as well as~の略です。
なので、上記の1の文章はhe speaks Japanese as well as he speaks Englishなどという文章の略で、2の文章はhe speaks Japanese as well as his mother doesなどという文章の略です。
ちなみに、wellというのは「良い」を表す単語なので、as wellはネガティブな表現、例えば「私は彼女の事も嫌いです」などというような場合には通常用いません。
また、tooよりもフォーマルな表現でより文語で用いられる印象です。
発音はアズ ウェル
例文
If possible, I’d like to have dessert as well.
出来ればデザートも食べたいです
He said he loved me as well.
彼は私の事も愛していると言った
I like to play the guitar as well.
私もギターを弾くのが好きです
also
alsoもまた「~も」「~もまた」を意味する最も一般的な単語(副詞)のひとつで、多くの場合「(~に加えて)~もまた~である」などと言う際に用いられます。
tooやas wellなどの類似表現と比べるとやや形式ばった表現で、文語で用いられる事が多い印象がありますが、日常会話などでも頻繁に用いられます。
また、tooやas wellが基本的に文末に置かれるのに対し、alsoは基本的に動詞の前に置かれる事がほとんどです。
なので、例えば「私はお茶も好きです」という文をas wellとalsoを使って作る場合はそれぞれI like tea as wellとI also like teaとなります。
ただし、I’m also from Japanなどのような場合は動詞の後に置かれる事もあります。
ちなみにalsoを用いて「私もお茶が好きです」などと言いたい場合はMike and Jon like tea, and I also like tea「(マイクやジョンに加えて)私もまたお茶が好きです」などという風に用います。
発音はオー(ル)ソォゥ
例文
I’m also very happy to hear that.
私もそれが聞けてとても良かったです
I like to go see a movie, to see my girlfriend, oh and I also like to play football.
私は映画を観に行く事と彼女と会う事が好きです。あとそれから、フットボールをプレイする事も好きです
as ~ as
先ほどas wellを用いた表現を紹介しましたが、一般的なas~asを用いても、文脈によっては同じように「~も」「~もまた」を表現する事が出来ます。
その場合は「~もまた同じように~である」というニュアンスになります。
発音はアズ~アズ
例文
I’m as surprised as you are.
私もあなたと同じくらい驚いています
I love her as much as you do.
私もあなたと同じくらい彼女の事を愛しています
so do/am/are/is ~
so do~もまた「~も」「~もまた」を意味する最も一般的な表現のひとつで、ニュアンスは「~もそうだ」「~もそうする」などです。
例えば、誰かが「私はサッカーが好きです」と言ったのに対してso do Iと言った場合は「私もサッカーが好きです」となります。
ちなみに、誰かが言った事などに対して「同じように私も(将来的に)~する」と言いたい場合はso will do Iを用いて表現出来ます。
また、be動詞を用いてso am I「私もそうだ」so are you「あなたもそうだ」so is he「彼もそうだ」などと言う事も出来ます。
発音はソォゥ ドゥゥ/アム/アー(ル)/イズ~
例文
A:I love her.
私は彼女の事を愛している
B:So do I.
私もです
A:I will be back as soon as possible.
出来るだけ早く戻ります
B:So will do I.
私もそうします
A:You are good person.
あなたは良い人ですね
B:So are you.
あなたもね
neither do ~/me neither
neitherは「どちらも~ない」という意味合いの単語ですが、neither do~とすると「~もまた~でない」というニュアンスになります。
なので、例えば相手が言った事に対して「私も~じゃないよ」などと言いたい場合はneither do Iを用いて表現する事が出来ます。
ちなみに、文脈によってはbe動詞を用いてneither am Iなどと言う事も可能ですが、その場合はme neitherを用いる方が一般的です※you neitherやhim neitherなどという風に用いる事は基本的にないです
発音はニィーザァ(ル) ドゥゥ~/ミィー ニィーザァ(ル)
例文
A:I don’t like her.
私は彼女が好きではない
B:Neither do I.
私も彼女が好きではない
A:I’m not a pervert.
私は変態ではない
B:Me neither.
私も変態ではない
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