英語には「~を責める」「~を咎める」「~のせいにする」などを意味する単語や表現がたくさんありますが、それぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は良く用いられるものを優先的に5つピックアップして、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです。
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blame
blameは「~を責める」「~を咎める」「~のせいにする」などを意味する最も一般的な単語(動詞)のひとつで、日常的に良く用いられます。
ニュアンスは「間違いや失敗、過失などを非難して、その責任を問う」などと言った感じです。
例えば「失敗を~のせいにする」「先日の事件の事で~を咎める/責める」などと言いたい場合はblameを用いて表現する事が出来ます。
発音はブレェィム
例文
Stop blaming her for it, because it’s not her fault.
彼女のせいじゃないんだから、もう彼女を責めるのはよせ
How could you blame me for the accident?
その事故の事でどうして私を責められるの?
put it on
put it onもまた「~のせいにする」を意味する最も一般的な表現のひとつで、良く用いられます。
ニュアンスは「間違いや失敗、罪などを~のせいにする」「~に罪を着せる」「~に罪をかぶせる」などと言った感じです。
なお、「それは私のせいじゃない」などと言いたい場合はit’s not on meなどという風に用います。
発音はプゥトゥ イトゥ オン
例文
Don’t put it on me, it’s not on me.
私のせいにするな
I’m not going to put it on you.
君のせいにするつもりはありませんよ
criticize
criticizeを用いても「~を責める」「~を咎める」などを表現する事が出来ますが、ニュアンスは「欠点や悪いところなどを見つけ出し、それを指摘して非難する/批判する」などと言った感じです。
なので「非難する」「批判する」=「責める」「咎める」などと言う風に覚えると良いかと思います。
なお、blameやput it onなどとは違い、「~のせいにする」などというニュアンスは含まれていません。
発音はクリィタァサァィズ
例文
She criticized me for punching her boyfriend on the face.
彼女は彼氏の顔を殴った事で私を責めた
He likes to criticize ones’ failures.
彼は人の欠点を咎めるのが好きだ
condemn
condemnはイメージ的にはcriticizeの上位互換に当たる単語(動詞)であり、ニュアンスは「強く非難する」「強く批判する」などと言った感じになります。
なので、「強く非難する」「強く批判する」=「強く責める」「強く咎める」などと言う風に覚えると良いかと思います。
発音はカァンデェム
例文
They all condemned him for giving her many thoughtless words.
彼女にたくさんの暴言を浴びせた事でみんな彼の事を強く責めた
I have been condemned for my bad deeds these days.
最近の悪い行いの事で私は強く咎められている
accuse
accuseは「告発する」「告訴する」「訴える」などという意味合いの単語(動詞)ですが、文脈によっては「責める」「咎める」などというニュアンスにもなります。
その場合は「間違いや失敗、悪い行いなどを指摘して責める/咎める」などと言った感じになります。
なお、accuseの語源はラテン語であり、もともとは「責任を問う」の意だそうなので、参考にしてください。
発音はアキュゥーズ
例文
I’m not accusing you.
君を責めている訳じゃないんだ
He is accused of lying.
彼は嘘をついた事で咎められている
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