英語には「隙間」「割れ目」「裂け目」などを意味する単語がたくさんありますが、それぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は一般的に良く用いられるものを優先的に5つピックアップして、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸です。
Contents
gap
gapは「隙間」「割れ目」「裂け目」などを意味する最も一般的な単語(名詞)のひとつで、日常的に多く用いられます。
例えば、「物体と物体の間にある隙間」「壁にある割れ目」「大地の裂け目」などと言いたい場合は全てgapを用いて表現する事が出来ます。
発音はガァプ
例文
You have a small gap between your front teeth.
君は前歯に隙間があるね(すきっ歯だね)
I found a large gap in the back ground of my house.
家の後ろの大地に大きな裂け目があるのを発見した
crack
crackもまたgapと並んで「隙間」「割れ目」「裂け目」などを意味する最も一般的な単語(名詞)のひとつで、日常的に多く用いられますが、crackはどちらかと言うと、割れ目や裂け目というよりは「ひび割れ」や「亀裂」などと言ったニュアンスになります。
なお、crackを用いて「隙間」を表現する場合は「僅かな隙間」「ちょっとした隙間」などというニュアンスになります。
発音はクラァク
例文
It has a small crack on its surface.
それは表面に僅かな裂け目がある
He came in form a crack in the window.
彼は窓のちょっとした隙間から入ってきた
chasm
chasmもまた「隙間」「割れ目」「裂け目」などを意味する単語(名詞)として広く一般的に認知されています。
ニュアンスは「幅が広く深い割れ目/裂け目」「大きな隙間」などと言った感じで、特に壁や地面、岩などにある大きなひび割れや亀裂指す事が多い印象です。
なお、chasmの語源はギリシャで「大きく開いた割れ目」の意であるそうです。
発音はカァズム
例文
You can’t jump over the chasm, idiot.
馬鹿だな、そんな大きな割れ目を飛び越えられる訳ないだろ
It’s a hundreds of miles chasm.
それは数百マイルにも及ぶ深い裂け目である
crevice
creviceもまた「隙間」「割れ目」「裂け目」などを意味する単語(名詞)として広く一般的に用いられています。
ニュアンスは「物体と物体の間にある狭い隙間」や「地面や壁、岩などに開いた狭く深い割れ目/裂け目」などと言った感じです。
ちなみに、顔や体にある深い線(シワやヒダなど)を指してcreviceという事もあります。
発音はクレヴィス
例文
Could bring me a rock without a crevice?
割れ目や裂け目の一切ない岩を持って来てくれますか?
Let’s fix the crevice in the ceiling right now or the rain might leak in tonight.
直ぐに天井の裂け目を修理しよう。じゃないと今夜は雨漏りするかもしれないよ
crevasse
crevasseは「深い割れ目/裂け目」を意味する単語(名詞)です。
なお、crevasseはcreviceと語源が同じで、意味合いや発音も類似していますが、crevasseは特に氷河や雪渓に開いた深い割れ目や裂け目を指します。
発音はクレヴァス
例文
Keep watching out for crevasses when you climb a snow mountain.
雪山を登る時は常にクレバスに気をつけろよ
He fell into the darkness of a crevasse.
彼はクレバスの闇に飲み込まれていった
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