英語には「気をつける」「注意する」などを意味する単語や表現が幾つかありますが、それぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は一般的に良く用いられるものを優先的に5つピックアップして、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです。
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be careful
be carefulは「気をつける」「注意する」を意味する最も一般的な表現の一つで、日常的に良く用いられます。
ニュアンスは「危ない事や危険な事、悪い事などが起こらないように気をつける/注意する」や「災いを招かないように気をつける/注意する」などと言った感じになります。
例えば「怪我をしないように気をつける」「言葉使いに気をつける」「事故がないように注意する」などと言いたい場合はbe carefulを用いて表現する事が出来ます。
発音はビィィ ケェア(ル)ファル
例文
You should be more careful in your speech.
君は言葉遣いにもっと気をつけた方がいい
I want you to be more careful when you deal with her.
彼女と接する時はもっと注意深くなって欲しい
I was so careful not to fall in love with him, but I did after all.
彼に恋をしないように気をつけていたが、結局惚れてしまった
be cautious
cautiousは「用心深い」「慎重な」「注意して」「警戒して」などという意味合いの単語(形容詞)です。
be cautiousとする事で、be carefulのように「危ない事や危険な事、悪い事などが起こらないように気をつける/注意する」などというニュアンスになります。
be carefulとの違いに関してですが、意味合いやニュアンスはほとんど同じで、多くの場合相互に置き換えが可能です。
発音はビィィ コォーシャス
例文
He was very cautious about using bad words in front of her family.
彼は彼女の家族の前で悪い言葉を使わないように注意していた
※be cautious about~は「~に警戒する」「~に注意する」というニュアンスです
You should be more cautious not to make another mistake.
また別の間違いを犯さないようにもっと気をつけた方が良いよ
I’m very cautious when I look after others’ children.
他人の子供を預かる時はとても気をつけている
take care
careは名詞として用いる場合は「注意」「配慮」「気配り」などを意味します。
なので、take careとする事で、「気をつける」「注意する」「配慮する」「気を使う」などというニュアンスになります。
なお、挨拶の一種として別れ際などに「お大事に」「お元気で」「お気をつけて」などと言いたい場合はtake careを用いて表現するが一般的であり、基本的にはbe carefulとは言いません。
発音はテェィク ケェア(ル)
例文
I took care not to make her upset.
私は彼女を動揺させないように注意した
You should take care when you drive.
運転する時は気をつけなきゃだめだよ
Please take care you don’t wake him up.
彼を起こさないように注意してください
take/use caution
cautionは「用心」「慎重」「注意」などを表す単語(名詞)です。
なので、こちらもtake cautionという風に用いる事で「気をつける」「注意する」「用心する」「慎重になる」などというニュアンスになります。
なお、take cautionという使い方はアメリカ英語であり、意味合いや使い方はtake careとほとんど同じです。
また、use cautionという風に用いられる事もありますが、意味合いやニュアンスは同じです。
発音はテェィク/ユゥーズ コォーシャン(ヌ)
例文
You should use caution when you drive in the rain.
雨の中を運転する時は注意しなくてはいけません
Take caution when you cut something with a knife.
ナイフで何かを切る時は注意しなさい
I always take caution with glassware.
私はガラス製の食器などを扱う際はいつも注意している
watch
watchには「見る」「観る」などの他にも「監視する」「見張る」などという意味合いもあります。
なので、watch~とすれば「~を見張る」=「~に気をつける」「~に注意する」などというニュアンスになります。
※文脈によってはwatch for~という風に用いるのが適切な場合もあります
なお、watch outとすれば、「周りを見張る」「注意深く回りを見る」「(周囲に)気をつける」などというニュアンスになります。
例えば、前を見ずに歩いている友人が何かにぶつかりそうな時などにwatch out!と言って注意を促す事も出来ます。
発音はウォチュ
例文
Watch your mouth boy.
小僧、口に気をつけろよ
Watch your step.
足元に気をつけて
Watch the time or you’ll be late.
時間に気をつけないと遅れるよ
Watch (that) you don’t drop your glass.
グラスを落とさないように注意しなさい
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