英語には「危険」や「危ない」などを意味する単語や表現がたくさんありますが、それぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は一般的に良く用いられるものを優先的に5つピックアップして、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです。
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danger/dangerous
danger は「危険」を意味する最も一般的な単語(名詞)の一つで、程度の大きさに関係なく様々な「危険」を表現する事が出来ます。
ニュアンスは「怪我をしたり、被害にあったりなど、何か良くない事が起こる可能性」=「危険」などと言った感じです。
例えば、「怪我の危険」「死の危険」「喫煙の危険性」などと言いたい場合はdangerを用いて表現する事が出来ます。
なお、形容詞として用いる場合はdangerousという風に綴ります。
発音はデェィンヂャ(ル)/デェィンヂャラァス
例文
There’s a danger of death on your path.
君の進む道には死の危険があります
How can I be calm when you’re in danger.
君が危険な状態の時に冷静でなんかいられないよ
That’s so dangerous to drive when you’re drunken.
酔っ払っている時に運転するのは大変危険です
He is too dangerous to be friends.
彼を友達にするのは危険すぎる
risk/risky
riskもまた「危険」を意味する最も一般的な単語(名詞)の一つで、日常的に良く用いられます。
ニュアンスは「危険、不利益を被る可能性」=「危険」などと言った感じで、主に自己の責任において冒す危険、被る不利益などに対して用いられる事が多いです。
例えば、タバコのパッケージには「喫煙によるガンの危険」というような注意書きがありますが、喫煙によるガンの危険は通常自己の責任において被る不利益の一つなので、パッケージに用いられている単語はriskです。
他にも、「株や投資などで失敗する危険性」などと言う場合も、これも通常自己の責任において冒す危険、被る不利益なのでriskを用いるのが適切です。
なお、形容詞として用いる場合はriskyという風に綴ります。
発音はリィスク/リィスキィ
例文
I can’t take such a risk.
私にはそんな危険は冒せない
There was a risk that she might catch me cheating on her.
彼女に浮気している所を目撃される危険があった
That’s too risky.
それは余りに危険すぎる(リスクが大き過ぎる)
Don’t make a risky investment.
危険な投資はするな
hazard/hazardous
hazardもまた「危険」を意味する最も一般的な単語(名詞)の一つで、比較的よく用いられます。
ニュアンスは「深刻な害を被る可能性」=「危険」などと言った感じで、英語で意味を調べると「hazard=danger or risk」と出てきます。
なので、dangerやriskなどと相互に入れ替えが可能な場合が多いですが、人の健康などに関する危険に関してはhazardが用いられる事が多い印象です。
なお、形容詞として用いる場合はhazardousという風に綴ります。
発音はハァザァ(ル)ドゥ/ハァザァ(ル)ダァス
例文
We should think about our health hazards more seriously.
我々はもっと真剣に健康被害(身体にとって危険なもの)について考えた方が良いだろう
You are a hazard to me.
あなたは私にとって危険な存在です
Let’s go on a hazardous journey.
さあ危険な旅に出かけよう
What’s so hazardous?
何がそんなに危険なんだ?
peril/perilous
perilもまた「危険」を意味する単語(名詞)として広く一般的に知られています。
英語で意味を調べてみると「peril=serious and immediate danger」と出てきますが、これは「peril=深刻で差し迫った危険」という意味です。
なお、形容詞として用いる場合はperilousという風に綴ります。
発音はペェラァル/ペェラァラァス
例文
Your life is in peril.
君の命は非常に危険な状態だ
You’ll face the peril of death someday soon.
近い将来、君は死の危険に直面するだろう
She took a perilous step then.
彼女はその時非常に危険な足取りで歩いた
That street is really perilous.
その通りは本当にヤバイ(危ない)
unsafe/not safe
unsafeやnot safeを用いても「危険」や「危ない」を表現する事が出来ます。
これ等の単語や表現は基本的には「安全ではない」というようなニュアンスですが、安全ではないという事は「危険」であるという事なのでunsafe/not safe=「危険」という風に考えても差し支えはないでしょう。
発音はアンセェィフ/ノォトゥ セェィフ
例文
Do you think it’s unsafe to go out with him alone?
彼と二人きりで出かけるのは危険だと思いますか?
It’s not safe here anymore.
ここはもう危険だ
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