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want, wish, hopeはどれも「~したい」というように願望や欲求を表す事が出来ます。
しかし、ニュアンスや願望/欲求の強さの度合いはそれぞれ異なるので、適切に使い分ける事が必要です。
そこで今回はそれぞれのニュアンスなどについて簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです( ..)φメモメモ
want
want は「~したい」などと言う際に最も広く一般的に用いられる単語です。
一般的にwantのイメージは「欲する/望み」ですが、これ等のイメージは元々「want=欠如/足りない」というコアのイメージから来ています。
つまり「want=~が欠如/足りない」=「~を欲する/望む」というようなイメージです。
また、wishやhopeよりも願望/欲求のニュアンスは強めです。
例文
I want to go there.
私はそこへ行きたい
I want to see it in reality.
私はそれを直接見たい
Do you want me to help you with it?
それ手伝って欲しい?
He wants to talk to you on the phone directly.
彼は電話であなたに直接話がしたいと望んでいます
I just wanted to back home.
私はただ家に帰りたかっただけです
You don’t want to go home now, it’s gonna be fun!
これから楽しくなるのに帰るなんて言うなよ!
※youが文頭に来ていますがこれは命令文で、youは意味合いを強調するために文頭に来ているだけです
You want to see a doctor right away, you look like a frog.
医者に見てもらったほうが良いよ、(顔が)カエルみたいになってるもん
※これも命令文ですが、この場合は「~した方がいい」というニュアンスです
I want a kid.
子供が欲しい
※このようにwantの後に直接名詞を置いてもOKです
He said he wanted a year off from work.
彼は一年間仕事を休みたいと言った
It wants more grace.
それはもっと優美さが必要だ
wish
願望や欲求を表現したい場合は一般的にwantを使う事が多いかと思いますが、文脈によってはwishを使った方が適切な場合もあります。
しかし、wishは「願望/欲求」というよりも「(実現可能かどうかに関わらず)祈る/願う」というニュアンスの方が強いのでwishを使って「願望/欲求」を表現する場合はwantよりも丁寧/控えめな印象になります。
ちなみに、丁寧なニュアンスで言いたいだけならwould like to doを用いる方がより一般的かも知れません。
例文
I wish you to go there.
私はあなたにそこへ行ってもらいたい
I wish to travel all over the world someday.
私はいつか世界中を旅したい
I wished to see it in reality.
私は実際にそれを見たかった
He wishes to marry you.
彼は貴女と結婚する事を望んでいる
Something about you made me wish to stay there for a little more.
あなたの何かが私に「ここにもう少し留まりたい」という気持ちにさせた
I wish you could be more patient.
あなたがもう少し我慢強かったら良かったのに
※wish+過去形で「~で良かったのに/~したかった」みたいなニュアンスが出せる
I wish you good luck.
あなたのご健闘をお祈りします
※I wish (that) you (have) good luck
hope
hopeを使っても「願望/欲求」を表現する事が出来ます。
その場合は「希望する/期待する」という意味合いが強いので、wantやwishよりも前向きな印象を与えます。
ニュアンスの強さはwantとwishの中間くらいな印象でしょうか。
例文
I hope to see you there!
そこであなたに会えたら嬉しいです!
I’m still hoping to get what I want.
私はまだ自分の望みを捨ててはいない
He hopes to meet you in person.
彼はあなたに会いたがっている
We hope to announce a good news then.
その時いいご報告が出来るよう期待しています
I was hoping you could lend me some money.
少しだけお金を貸してくれませんか?
※ニュアンスはI was wondering if you could lend me some moneyに近いです
※直訳は「あなたが少しばかりのお金を私に貸す事ができると期待していた」です
I’m hoping for good results.
いい結果を期待しています
※hope for~を使って「~を期待している/希望している」と表現する事もできます
まとめ
それぞれのニュアンスをまとめると下記のようになります
・want=「欠如/足りない→欲する/望む」
・wish=実現可能かどうかに関わらず「祈る/願う」
・hope=期待を込めて「望む」
ニュアンスの強さは人によって解釈が異なるかも知れませんが、私の経験上1. want to do 2. hope to do 3. wish to doの順になりますので良かったら参考にしてみてくださいね(#^^#)