forは日常的に最もよく使われる単語(前置詞または副詞)のひとつで、様々な場面で用いられますが、細かく分類すれば数えきれないほどの用法があり、全部覚えようとするとかなり大変です。
そこで今回はforの用法を大まかに7つに分類して、それぞれ簡単に解説していくので参考にしてください( ..)φメモメモ
Contents
forのイメージ
7つの用法を確認していく前に最も基本的なforのイメージを簡単に見ていきましょう。
先ず初めに、forは物事の向かう方向や目的地などを強調し、対象を物理的または心理的に指し示す単語です。
なので、コアのイメージは「~に向かって」「~に向けて」などとなります。
これから紹介する7つの用法も基本のイメージは同じなので、迷ったらこの項目をもう一度確認してください。
方向/方角/目的地
7つの用法の中で最もコアのイメージに近いのがこの用例です。
先ほども言及したようにforは物事の向かう方向や目的地などを強調し、対象を物理的または心理的に指し示す単語なので、基本的には方向や方角、目的地などを示すために用いられる事が多い印象です。
例えば「~に向けて旅立つ」や「~行きのバス」などと言いたい場合はforを用いて表現する事が出来ます。
例文
A bus for Tokyo.
東京行きのバス
Where are you leaving for?
どこに向かうのですか?
目的/用途
forを用いて、目的や用途などを指し示す事が出来ます。
例えば「お金のために働く」や「~のための薬」のように、「~のために」「~のための」などと言いたい場合はforを用いて表現する事が出来ます。
他にも「健康に悪い(健康のために良くない)」や「助けを呼ぶ(助けを呼ぶために叫ぶ)」などという場合にもforが用いられますが、
いずれにせよ、イメージ的には「~に向けた」=「~のために」「~のための」などという風に覚えると良いかと思います。
例文
It’s not good for your health.
それはあなたの健康に良くないですよ
Cry for help.
助けを呼ぶ
I work only for money.
私はお金のためだけに働いている
I got something nice for her birthday today.
今日は彼女の誕生日のために良いもの買った
What is this for?
これは何のためのものですか?
Shoes for running.
ランニング用の靴
宛先/対象
forは方向や目的地だけでなく、行為の対象や贈り物の宛先(送る相手)などを指し示す事も出来ます。
例えば「あなたへの贈り物」や「あなたのために~する」などと言いたい場合はforを用いて表現する事が出来ます。
他にも、文脈によっては「~の代わりに~する」などというニュアンスにもなります。
例文
I’m not doing this for you.
君のためにやってるんじゃない
I received a letter for you this morning.
私は今朝、あなた宛ての手紙を受け取りました
If you can’t do it, I’ll do it for you.
あなたが出来ないのなら代わりに私がやります
原因/理由
例えば「~してごめんなさい」や「悲しくて泣く」のように「~が原因で~する」「~が理由で~である」などと言いたい場合はforを用いて表現する事が出来ます。
ちなみに、toにもこれと同じような用例がありますが、toの場合はI’m grad to hear this「それが聞けて嬉しいです」のようにすぐ後ろに動詞の原形を置きます。
一方で、forの場合は後ろに名詞や代名詞、動名詞などを置きますので使い分けの参考にしてください。
例文
I’m sorry for not listening to you last night.
昨日はあなたの話を聞かなくてごめんなさい
I couldn’t sleep well last night for thinking about you.
昨夜は君の事を考えていたせいで余りよく眠れなかった
期間/時間/距離
例えば「~ヶ月もの間連絡が取れない」や「~時間読書する」「~キロ歩く」のように期間や時間、距離などを示して「~である」「~する」などと言いたい場合はforを用いて表現する事が出来ます。
例文
I haven’t seen him for more than ten years.
もうかれこれ10年以上彼に会っていない
She’s been talking on for hours already.
彼女はもう既に何時間も話続けている
Let’s walk for more few miles today.
今日はあともう数マイル歩きましょう
賛成
forを用いて賛成の意を表す事も出来ます。
例えば「~するのに賛成である」「あなたの意見に賛成です」などと言いたい場合はforを用いて表現する事が出来ます。
例文
I’m not for going to Egypt next month.
来月にエジプトに行くなんて賛成できない
I’m for your opinion.
私はあなたの意見に賛成です
対比/割合/比較
例えば「9時間の労働に対して~円の賃金を得る」や「~に対して~円払う」のように割合や対比を示して「~に対して~する」などと言いたい場合はforを用いて表現する事が出来ます。
例文
He pays me 100$a day for my service.
私の奉仕に対して彼は日に100ドル払う
You’re too good for me.
あなたは私には勿体なさすぎる
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