beforeは「~の前」を表す前置詞または副詞、接続詞として広く一般的に知られた単語ですが、意外と知られていない用法もあったりします。
そこで今回はbeforeの基本的な用法を3つまとめて、それぞれ簡単に解説していくので参考にしてくださいね。
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時間/期間/曜日/行為/動作
先ず最も一般的なbeforeの用法は時間や期間、曜日、行為、動作などを明示または暗示してそれらの行為や時間の前後を明らかにするというものです。
例えば、「一昨日(2日前)」「寝る前に歯を磨く」「死ぬ前に好きなものを食べる」「映画が始まる~時間前」などと言いたい場合は全てbeforeを用いて表現する事が出来ます。
ちなみに、基本的に接続詞として用いる場合はbefore I hurt somebody「私が誰かを傷つける前に」などと言う風に後ろに平叙文を置きます。
前置詞として用いる場合はbefore going「行く前に」などという風に後ろに名詞や代名詞、動名詞などを置きます。
副詞として用いる場合は three hours before(that)「(その)3時間前」などという風に文の終わりにbeforeを置きます。
例文
I met her the day before yesterday.
一昨日彼女に会いました
Why don’t you wash your hands before dinner?
夕飯の前に手くらい洗ったらどうだ?
Let’s get finished before he comes back here.
彼がここへ戻って来る前に仕上げましょう
It has only a few minutes before the movie starts.
映画が始まるまで後数分しかない
Have we met somewhere before?
以前どこかでお会いしましたっけ?
場所/位置
次に、先ほど紹介した用法に比べると使用頻度は低いですが、beforeを用いて場所や位置の前後(前)を表す事も出来ます。
例えば「家の前に車を止める」「彼女の前に立つ」などと言いたい場合はbeforeを用いて表現する事が出来ます。
例文
She kept looking before and after.
彼女は前を見たり後ろを見たりを繰り返していた
Don’t stand before me.
私の前に立つな
Can I park my car before your house?
あなたの家の前に駐車していい?
順序/優先/選択
beforeは時間や行為、場所や位置などの他にも順序や優先、選択などの前後(前)を表す事も出来ます。
例えば「人情よりもお金を優先する」「~するくらいなら~する」などと言いたい場合はbeforeを用いて表現する事が出来ます。
ちなみに、この用法は日本では余りメジャーではありませんが、英語圏の国では結構頻繁に用いられるそうです。
例文
She always puts money before everything.
彼女はいつも何よりもお金を優先する
I’d rather die before giving up on her.
彼女を諦めるくらいなら死んだ方がマシだ
Don’t put your problems before mine.
私の問題よりも自分の問題を優先するな