evenの置く位置は強調したい単語やフレーズ、文の直前です。
これは否定文でも肯定文でも同じで、常に強調したい文の直前に置きます。
例
1.you can even get the money.
2.you can’t even get the money.
3.you can get even the money.
4.you can’t get even the money.
1と2はgetの直前にevenが置かれているので、「手に入れる事すら」というニュアンスになり、3と4はthe moneyの直前に置かれているので「そのお金すら」というニュアンスになります。
和訳
even get the money
1.「君はそのお金を手に入れる事すら出来る(他にも色々出来るし、さらにその上そのお金を手に入れる事すら出来る)」
2.「君はそのお金を手に入れる事すら出来ない(他にも色々制限されていて、さらにその上そのお金を手に入れる事すら出来ない)」
get even the money
3.「君はそのお金すら手に入れる事が出来る(他からもお金が手に入る上に、そのお金さえも自分の物に出来る)」
4.「君はそのお金すら手に入れる事が出来ない(他にも手が届かないお金があり、さらにその上、そのお金すら自分の物に出来ない)」
難しく考えずに、自分が強調したいのは何なのかだけ考えればOKです。
ただし、日本語と英語のニュアンスの違いから混乱してしまう事があるのも事実です。
例えば「私はあなたがここにいる事さえ知らなかった」という文を作りたい場合、I didn’t know even you’re hereと言うと不自然に聞こえてしまいます。
この場合はI didn’t even know you’re hereというのが正解です。
英語では「ここにあなたがいる事を知ってさえいなかった」=日本語の「ここにあなたがいる事さえ知らなかった」となります。
ですが、「私はあなたがここにいたという事実さえ知らなかった(他にも色々知らなかったし、さらにその上あなたがここにいたという事実さえも知らなかった)」と言いたい場合はI didn’t know even the fact you’re hereと言っても自然です。
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