英語には「迷惑をかける」や「面倒をかける」などを意味する単語や表現が幾つかありますが、それぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は一般的に良く用いられるものを優先的に5つピックアップして、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです。
Contents
bother
botherは「煩わせる」「悩ませる」などという意味合いの単語(動詞)ですが、文脈によっては「迷惑をかける」「面倒をかける」などというニュアンスにもなります。
その場合は「邪魔をしたり、うざがらせたり、悩ませたり、煩わせたりして面倒や迷惑をかける」などと言った感じです。
なお、丁寧なニュアンスで「迷惑をおかけして申し訳ありません」などと言いたい場合はI’m sorry to bother youなどと言って表現する事が出来ます。
発音はバァザァ(ル)
例文
He always bothers everybody around him.
彼はいつも周りにいる人々に迷惑をかける
I’m so sorry to bother you, but please give me her address right now.
面倒をおかけして大変申し訳ないのですが、彼女の住所を今すぐ教えてください
trouble
troubleもまた「煩わせる」「悩ませる」などという意味合いの単語(動詞)で、文脈によっては「迷惑をかける」「面倒をかける」などというニュアンスにもなります。
その場合のニュアンスはbotherとほとんど同じで、使い方もほとんど同じですが、trobleの方が幅広く一般的に良く用いられる印象です。
発音はトゥラァブル
例文
I don’t want to trouble anyone.
私は誰にも迷惑をかけたくない
I’m sorry to trouble you like this, but I need more specific information about her.
面倒をおかけして申し訳ありませんが、私は彼女に関するもっと具体的な情報が必要なんです
cause someone trouble/inconvenience
troubleは名詞として用いると「迷惑」「面倒」などという意味合いなるので、cause someone troubleとすると「~の迷惑、面倒の原因になる」=「~に迷惑/面倒をかける」などというニュアンスになります。
また、「不便」「不都合」「不自由」などという意味合いの名詞inconbenienceを用いてcause someone inconvenienceとしても「~に迷惑/面倒をかける」などというニュアンスになります。
その場合は「~の不便、不自由の原因になる」=「~に迷惑/面倒をかける」などという風に考えると良いでしょう。
発音はコォーズ サァムワァン(ヌ) トゥラァブル/インカァンヴィーニャァンス
例文
You are always the one who causes me trouble.
いつも私に迷惑をかけるのは君だ
I’m sorry for causing you inconvenience.
ご迷惑をおかけして申し訳ありません
put someone to trouble/inconvenience
put someone to troubleという風に言っても「~に迷惑/面倒をかける」などという意味合いになります。
ニュアンスは動詞putに依存するので、この場合は「~を大変な状況や状態に置く」=「~に迷惑/面倒をかける」という風に考えると良いでしょう。
なお、こちらもinconvenienceを用いてput someone to inconvenienceと言う風にしても「~に迷惑/面倒をかける」などという意味合いになります。
考え方は先ほどと同じです。
発音はプゥトゥ サァムワァン(ヌ) トゥゥ トゥラァブル/インカァンヴィーニャァンス
例文
Why do you always put me to trouble like this?
なんであなたはこんな風にいつも私に迷惑をかけるの?
I’ll try my best not to put you to any inconvenience, alright?
君に面倒は一切かけないようにするよ。いいね?
give someone trouble/inconvenience
give someone troubleという風に言っても「~に迷惑/面倒をかける」などという意味合いになります。
ニュアンスは動詞giveに依存するので、この場合は「~に迷惑や面倒を与える」=「~に迷惑/面倒をかける」という風に考えると良いでしょう。
なお、こちらもinconvenienceを用いてgive someone inconvenienceと言う風にしても「~に迷惑/面倒をかける」などという意味合いになります。
考え方はこれまでと同じです。
発音はギィヴ サァムワァン(ヌ) トゥラァブル/インカァンヴィーニャァンス
例文
You give me nothing but troubles.
君は私に迷惑ばかりかける
Indeed she gave me inconvenience, but I don’t care about it anymore.
確かに彼女は私に迷惑をかけたけど、もう気にしてないよ
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