英語には「甘やかす」を意味する単語が幾つかありますが、それぞれニュアンスが微妙に異なるので適切に使い分ける必要があります。
そこで今回は一般的に良く用いられる単語を4つピックアップして、それぞれ簡単に解説していくので参考にして頂けたら幸いです。
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spoil
spoilは「台無しにする」「駄目にする」などという意味合いの単語(動詞)ですが、文脈によっては「甘やかす」などというニュアンスにもなります。
その場合はspoil=「過度に甘やかす事で人を駄目にする」などと言った感じで、特に子供に対して用いられる事が多い印象です。
これは子供を過度に甘やかすとその子の人格形成の妨げとなり、人生を台無しにしてしまうからだと言う風に考えると分かりやすいと思います。
発音はスポォィル
例文
It’s not good for him, you’re just spoiling him too much.
あなたはただ彼を甘やかしているだけであって、それは彼の為にならない
It’s not a bad thing to spoil yourself from time to time.
たまに自分を甘やかす事は悪い事ではない
baby
babyは「赤ちゃん」を意味する単語(名詞)ですが、動詞として用いる場合は「甘やかす」「大切に扱う」などという意味合いになります。
その場合は「(人を)赤ちゃんのように扱う」「過度に大切に扱う」=「甘やかす」などと言う風に考えると分かりやすいと思います。
例えば、「彼は彼女を甘やかし過ぎている」などと言いたい場合はhe babies her too muchなどと言って表現する事が出来ます。
発音はベェィビィ
例文
He’s not a child anymore, so don’t baby him like that.
彼はもう子供ではないのだからそんな風に甘やかすのはよせ
I sometimes baby her too much, because I love her so much.
彼女が大好きだからたまに甘やかし過ぎてしまう
pamper
pamperもまた「甘やかす」を意味する最も一般的な単語(動詞)の一つで、日常的に良く用いられます。
ニュアンスは「欲望の赴くままにさせる」「好き勝手させる」「ちやほやする」=「甘やかす」などと言った感じです。
例えば、子供などを「叱らずに好き勝手させる」=「甘やかす」や「欲しいものを何でも与えてやる」=「甘やかす」などと言いたい場合はpamperを用いて表現するとしっくりきます。
なお、pamper oneselfという風に用いると文脈によっては「勝手気ままに振る舞う」などというニュアンスになります。
発音はパァンパァ(ル)
例文
Don’t always pamper your children too much, it’s parents’ responsibility to scold your children if they did a bad thing.
いつも子供を甘やかしてばかりじゃ駄目だ。子供が悪い事をしたら叱るのが親の責任てもんだ
Generally, grandparents tend to pamper their grandchildren too much.
一般的におじいちゃんおばあちゃんは自分の孫を甘やかし過ぎる傾向にある
indulge
indulgeもまた「甘やかす」を意味する最も一般的な単語(動詞)の一つで、日常的に良く用いられます。
ニュアンスはpamperと良く似ていて、「欲望の赴くままにさせる」「好き勝手させる」=「甘やかす」などと言った感じです。
なお、こちらもindulge oneselfという風に用いると文脈によっては「勝手気ままに振る舞う」などというニュアンスになります。
発音はインダァルヂュ
例文
Don’t want to indulge yourself like that for the rest of your life.
いつまでもそんな風に自分を甘やかそうとするな
It’s not love to just indulge your partner.
恋人を甘やかすのは愛ではない
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