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onは「接着」を表す前置詞または副詞として様々な場面で用いられる単語ですが、用法があまりにも多いので、全てを一度に覚えようとすると大変です。
そこで今回は使用頻度の高いもの5つを優先的にまとめて、それぞれ簡単に解説していくので参考にしてください。
onのイメージ
5つの用法を紹介する前に先ずは簡単にonのイメージを確認していきましょう。
※必要ない方は読み飛ばしてください
先ほども言及しましたが、onのイメージは「接着」です。
なので、a golf ball is on the tableと言ったら「ゴルフボールが机の上にある」となり、lie down on one’s stomachと言ったら「お腹を下にして寝転がる」となります。
最初の文はゴルフボールと机が「接着」している事、つまり接している事を意味し、次の文はお腹と床が「接着」している事、つまり接している事を意味しています。
他にも、a novel based on fact「事実に基づいた小説」のように抽象的なものとの関係(接着)を表す事もありますが、これも「on=接着」というイメージが元になっています。
これから紹介するどの用法も基本的なイメージはどれも同じなので、頭に入れておいてください。
(物理的または抽象的な接着を表して)~の表面に/~の上に/~に接して/~に基づいた
これは前項の「onのイメージ」で言及した内容と同じもので、最も頻出頻度の高い最も基本的な用法になります。
先ほどのa golf ball is on the tableのように物理的な接着を表す事もa novel based on factのように抽象的なものとの関係(接着)を表す事も出来ます。
例文
Put (yourself) on your jacket.
ジャケットを着なさい
What is on your mind?
何を考えているの?(どうしたの?)
I saw your picture on the wall.
壁にかけてあるあなたの写真を見ました
(日付/曜日/時間/機会を表して)~に
onを用いて日付や曜日、時間、機会などとの接着を表す事も出来ます。
例えば「ある暑い日に彼と初めて出会った」などと言いたい場合はI first met him on a hot dayという風に言って表現する事が出来ます。
ちなみに、make it on timeと言ったら「時間通りに間に合う」などというニュアンスになりなりますが、これはある定められた時間と接着している事をイメージすれば分かりやすいです。
例文
I can’t do such a thing on a day like this.
今日みたいな日にそんな事やってられるか
I have to make it on her birthday.
彼女の誕生日に間に合わせないといけない
Let’s discus this again on the same time next week.
来週の同じ時間にその事についてまた話し合いましょう
~の途中/~の最中
onの「接着」というイメージを用いて「~の途中」「~の最中」を表現する事が出来ます。
例えば、I’m on my way homeと言ったら「私は帰宅途中です」などというニュアンスになりますが、これは「帰り道と接着している」=「帰りの途中」という風に考えれば分かりやすいかと思います。
ちなみに、I’m on the clockで「今現在就業時間内で働いている」=「仕事中」というニュアンスになります。
他にもIt’s on fire「それは今燃えている(最中)」などという風に用いる事も出来ます。
例文
I’m on my way to work.
仕事に向かっている途中です
I’m on a diet these days.
ここのところダイエット中なんだ
Are you on any medication?
何か使用中の薬はありますか?
~に関する/~に関して/~について
onは文脈によっては前置詞aboutのように「~に関する」「~に関して」「~について」などというニュアンスになります。
aboutとのニュアンスの違いに関しては、aboutがより広い事柄に対して用いられるのに対し、onはより専門的な事柄に対して用いられる事が多い印象です。
例えば、難しい学術的な事柄に関する事ならonを用いるというような感じです。
例文
I read books on philosophy last night.
昨夜は哲学に関する本を読みました
I’m writing thesis on psychology.
私は今心理学に関する論文を書いています
I watched a very interesting channel on animals on TV.
私は動物に関する非常に興味深い番組をテレビで観ました
(方法や手段を示して)~で/~を用いて
例えば、「電話で話す」「ナイフで手を切る」「ギターで演奏する」などのように「~を用いて~する」「~で~する」などと言いたい場合はonを用いて表現する事が出来ます。
一方で、「ナイフで野菜を切る」などと言う場合はonではなくwithを使う方が適切です。
例文
Let’s talk on the phone.
電話で話しましょう
Be careful not to cut your finger on your knife.
ナイフで手を切らないように気をつけてください
Play Jazz on the guitar.
ギターでジャズを演奏する
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