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atは前置詞として様々な場面で用いられる単語ですが、用法がたくさんあるので使い方を完璧にマスターするのは大変です。
そこで今回は基本的なatの使い方を4つ紹介し、それぞれ簡単に解説していくので参考にしてください。
場所/位置/方向
先ず、基本的にatは「具体的な場所や位置」を示す単語(前置詞)です。
なのでI first met my husband at her weddingなどと言った場合は「私は今の旦那と彼女の結婚式で初めて出会った」と訳します。
正確に言うとwedding(結婚式)は場所ではありませんが、場や会などを示して「どこどこで」「~で」などと言う場合はこのようにatを用いる事も多々あります。
また、人や物の位置や方向を示して「~に向かって~」などと言う場合もatを用いて表現する事が出来ます。
例文
Let’s meet at my place tonight.
今夜私の家で会いましょう(場所)
I’ll tell everyone about it at the meeting next week.
その事は来週の会議でみんなに話すよ(場や会)
Open your books at page 42.
本の42ページを開きなさい(位置)
Look at me once, please?
一度でいいから私の方を向いてくれませんか?(方向)
時間/年齢/日にち
atは場所や位置の他にも「具体的な時間や年齢、日にち」などを指し示す事も出来ます。
なので、例えばI’ll call you at 9と言った場合は「9時に電話するよ」となります。
これを「大体の場所や位置」を示す前置詞aroundを用いてI’ll call you around 9などと言った場合は「9時頃に電話するよ」となります。
ちなみに、「最初はそう思った」「最後は~だった」などと言いたい場合はat first、at lastという風に用いて表現する事も出来ます。
例文
I thought he was so rude at first, but he turned to be a decent man.
初めは彼の事を失礼な人だと思ったが、実はとても誠実な人だった(時間、時)
We arrived there almost at the same time.
私たちはほぼ同時にそこへ着いた(時間)
Could you give this to her at Christmas?
これをクリスマスに彼女に渡してくれませんか?(日にち)
He died at the age of 67.
彼は67歳でこの世を去った(年齢)
出発点
他にもatは「具体的な出発点」などを指し示す事も出来ます。
出発点を指す場合は前置詞fromのように「~から」と訳す場合が多いですが、ほとんどの場合、startやbeginのような「動作の開始」を意味する単語と共に用いられます。
come from「~から来る」のような使い方は出来ません。
come atと言うと「~に来る」となります。
例文
Well, could you please start at chapter 6?
では、第6章から始めてくれますか?
Begin at the end.
逆から始める/終わりから始める
得意な事
atは「得意な事」を指し示す事も出来ます。
例えば、料理が得意や英語が得意などと言いたい場合はそれぞれbeing good at cooking、being good at Englishと言って表現する事が出来ます。
他にもbeing good at~で「~するのが上手い」などという言う風に訳す場合もあります。
例文
You’re so good at cooking.
あなたは料理がとてもお上手ですね
I’m not good at being loved by someone.
誰かに愛されるのは得意じゃない
I wanna be good at talking in front of interviewers.
面接官の前で上手く喋れるようになりたい