what ifの文で現在形、過去形、過去完了形を使う場合のニュアンスの違いと使い分け

初めに

現在形を使う場合基本的にwhat ifはwhat will happen if~/ what happens if~の略になり、過去形を使う場合はwhat would happen if~の略となり、過去完了形を使う場合はwhat would have happened if~の略になります。

これが例えば特定の相手に対しての質問/疑問の場合は現在形→what will you do if/what do you do ifとなり、過去形→what would you do ifとなり、過去完了形の場合はwhat would you have done ifという風に文脈によって形が変わりますが、日本語に訳した時に大きな違いはありませんので、ここではwhat if=何かしらの略だとだけ覚えて置いてください。

what if=what will happen if/what happens if

what ifの後に現在形の文を用いる場合はより現実的な質問/疑問を投げかけているニュアンスになります。

分かりやすく言うと「~したら/~ならどうなりますか?/どうしますか?」というような感じです

例文

what if I drink water too much?
水を飲み過ぎるとどうなりますか?

what if you don’t sleep for a week?
一週間寝ないとどうなりますか?

what if=what would happen if

what ifの後に過去形の文を用いる場合は仮定過去法と同じで、非現実的/現在の事実に反する内容の質問/疑問を投げかけているニュアンスになります。

分かりやすく言うと「(実際は違うけど/起きないけど)もし~だったとしたらどうしますか?/どうなりますか」というような感じです。

例文

what if I told you I love you?
もし私があなたを愛していると言ったらどうする?

※この場合は実際は愛していないけど、という事ではなく、実際には言わないけど/まだ言っていないけどもし愛していると言ったらどうする?という事です

what if I became a president in the future?
将来私が大統領になったらどうする?

※非現実的

what if I didn’t speak English?
もし私が英語を喋れなかったとしたらどうなりますか?

※実際は喋れる

what would have happened if

what ifの後に過去完了形の文を用いる場合は過去のある時点で起きた出来事に対する非現実的/現在の事実に反する内容の質問/疑問を投げかけているニュアンスになります。

分かりやすく言うと「あの時~してたら/~だったらどうなっていた?」というような感じです。

例文

what if I had bought that car without asking you first?
君に何の相談もなくあの車を買っていたらどうしてましたか?

※実際には買わなかった

what if you hadn’t met him?
もし彼に出会っていなかったらどうなっていましたか?

※実際には出会っている


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even(~さえ/~すら)の置く場所、位置について

evenの置く位置は強調したい単語やフレーズ、文の直前です。

これは否定文でも肯定文でも同じで、常に強調したい文の直前に置きます。

1.you can even get the money.

2.you can’t even get the money.

3.you can get even the money.

4.you can’t get even the money.

1と2はgetの直前にevenが置かれているので、「手に入れる事すら」というニュアンスになり、3と4はthe moneyの直前に置かれているので「そのお金すら」というニュアンスになります。

和訳

even get the money

1.「君はそのお金を手に入れる事すら出来る(他にも色々出来るし、さらにその上そのお金を手に入れる事すら出来る)」

2.「君はそのお金を手に入れる事すら出来ない(他にも色々制限されていて、さらにその上そのお金を手に入れる事すら出来ない)」

get even the money

3.「君はそのお金すら手に入れる事が出来る(他からもお金が手に入る上に、そのお金さえも自分の物に出来る)」

4.「君はそのお金すら手に入れる事が出来ない(他にも手が届かないお金があり、さらにその上、そのお金すら自分の物に出来ない)」

難しく考えずに、自分が強調したいのは何なのかだけ考えればOKです。

ただし、日本語と英語のニュアンスの違いから混乱してしまう事があるのも事実です。

例えば「私はあなたがここにいる事さえ知らなかった」という文を作りたい場合、I didn’t know even you’re hereと言うと不自然に聞こえてしまいます。

この場合はI didn’t even know you’re hereというのが正解です。

英語では「ここにあなたがいる事を知ってさえいなかった」=日本語の「ここにあなたがいる事さえ知らなかった」となります。

ですが、「私はあなたがここにいたという事実さえ知らなかった(他にも色々知らなかったし、さらにその上あなたがここにいたという事実さえも知らなかった)」と言いたい場合はI didn’t know even the fact you’re hereと言っても自然です。


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英語で「矛盾している」と言いたい場合はcontradictまたはnot make senseを使うと良いという話

英語で「矛盾している」と言いたい場合はcontradictまたはnot make senseを使うと良いでしょう。

contradictはそのまま「相反する/反対する/逆らう」=「矛盾する」というニュアンスなので、it contradicts~「~に矛盾している」という風に使う事が出来ます。

一方のnot make senseは「道理が通らない/言っている意味が分からない」というようなニュアンスなので、例えば相手が矛盾した事(つじつまが合わない事)を言っていて、相手の話が理解できない道理が通らない場合などにthat doesn’t make senseと言うと「矛盾している/つじつまが合っていない」などというニュアンスになります。

例文

That contradicts what you said earlier.
それは君がさっき言った事と矛盾している

You’re contradicting yourself!
君は(言動や行動が)矛盾しているぞ!

Your statement doesn’t make sense.
君の発言は矛盾している/つじつまが合っていない


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英語で「風邪のひき始めだ/風邪を引きそうだ/風邪を引きかけている」などと言いたい場合はI’m coming down with a coldと言うと良いという話

come down with~で「~の伝染病にかかる/感染する」というようなニュアンスになるので、come down with a coldというと「風邪を引く」というニュアンスになります。

今回は「引き始め/引きそう/引きかけている」と言ったように、まだ重い症状は出ていないが、既に何らかの症状が出ているというようなニュアンスを表現したいので、その場合は進行形にしてbe coming down with a coldにすると良いです。

進行形にすると「風邪を引いた状態(引いている状態)」に向かっているようなニュアンスになるので、「風邪の引き始め」感を出す事が出来ます。

例文

I think I’m coming down with a cold, you know my throat has been hurting since this morning.
今朝からずっと喉が痛いから多分風邪の引き始めだと思う

If you feel you’re coming down with a cold, please don’t come close to me.
もし風邪を引き始めたと自覚してるなら私に近づかないでください

What should I do first when I’m coming down with a cold?
風邪の引き始めに一番最初にするべき事は何ですか?


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